秋うらら、9月は花子さんの推定誕生月、めでたく19歳です。めでたいと言えば、わたしと花子のつめ切り戦争があっけなく収束したことも報告したいとおもいます。これまでの戦いはこちら↓
なんてことはない、どうぶつ病院で定期検診のときに「つめを切ってもらえますか?」と、ふとお願いしてみたら「はい、わかりました」と、あっさり五百円で請け負ってくれたのである。
大丈夫だろうか。手を触るだけで唸って威嚇する猫である。お医者さんたちは噛みつかれないだろうか。心配なきもちで待つ待合室に、花子の絶叫が響き渡る。
あー。思わず下を向いて笑ってしまった。ほんと、すみません、すみません。
↑想像図。きっとこんな感じだったんじゃないかな。
戻って来た花子のつめをチェックしたいけれど、大興奮しているので触れない。
夜、ぐーすか寝ている手をひっぱって見てみると、きれいに短くカットされていた。さすがプロの仕事。有難い。五百円以上のことをしてもらった気がする。チップを渡してもいいくらいだ。やっと、戦いは終わった...。こんなことなら、さっさとお願いすればよかったなあ。
もうひとつ、夜鳴き&徘徊のその後も報告しておきます。
魔法のフェロモンスプレーの効果を上回る夜鳴きに辟易した我々は、サプリメントを試すことにした。アマゾンのプレビューは星3つ。9件の書き込みを読むかぎり、効果はそれほど期待できそうにない。それでも星3つくらいの効果があれば助かる。パッケージは犬の顔しかないが、猫も対象だと小さく書いてある。半信半疑、ちょっとお高めだけどセール価格だ、試してみよう。
飲んで数日後、おや、効果アリ?なんとなく夜鳴きが減った?
そう、ちょっと効果があったのだ。完全にはなくならいけど、星4つくらいの効果があった。やったー。
そして瓶2本目を飲んでいる現在は、星3つくらいの感じ。ちょっと慣れてきちゃったのかな。前ほど激しくはないけど鳴いている。ぐるぐる徘徊もしている。
夜遅く帰宅してドアをあけたとたん、壁と向き合ってじっと固まっている姿に遭遇したことがある。ほとんど見えない視力で、今どこにいるのか考え込んでいる様子。持ち上げてエサの前に移動させたら、カリカリを食べて、ちょっと鳴いてから寝床へ向かった。
ところで、「ニャーオ」という鳴き声だが、人間だけに話しかけるネコ語だということを最近知った。うちの花子さんの鳴き声は「ギャーオ」に近い「ニャーオ」だけど。エサがほしい、ウンコが出た、吐きそうだ、遊べ、と用事があるときだけ鳴くわけで、他にネコがいたとしても、そのネコには「ニャーオ」は使わないということだ。ではどうするかというと、「フーッ」とか「シャーッ」とか、あとは舐め合ったり、目を合わせたり、手を出したりということになるかな。
真夜中に鳴く花子には、わたしたちに訴えたいことがある。懸命に伝えているのに反応がない。で、あたまに来て喋りながら歩き回っている。昼も夜もわからなくなった脳で、花子は今日も人間とだけ会話しているのだ。