花子さん、おばあさんになる

人間年齢100歳の老いねこ日記

花子とわたしの蜜月

 7月26日、わたしの胸の上に乗って花子が30分以上も寝た。そんなことは、20年以上一緒に過ごして2度目のことだ。(避妊手術をしたとき以来)

 すっかりごはんを食べなくなり、目を開く元気もなくなった花子を見て、わたしはうっすら覚悟をした。9月の21歳の誕生日は迎えられそうにないな...。

 病院に行きちょっとでも楽に過ごせるようにと、点滴を打ってもらった。歯石が気になってごはんを食べにくそうなので、歯石も取ってもらう。すると、その途中で意識を失ってパタンと倒れこんだという。今日は、様子を見てあげてくださいと言われ、ますます覚悟をした。翌日、大丈夫そうなのでまた点滴に行った。しばらくは毎日、次は1日置き、その後は週2回...通うことになる。1回3000円。なかなかの出費である。

 それから毎朝毎晩、30分から1時間ちかく花子はわたしの胸の上でまったりするようになった。なんてかわいい顔なんだ。ニンマリしながら撫でまくった。花子とこんな蜜な時間が過ごせるとは思わなんだ。蜜、蜜、蜜。

 

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 そして、点滴の効果があって、ごはんをガツガツ食べるようになる。このまま枯れると思った老ねこの復活。すると現金なもので、いつもの顔つきでわたしの上に乗るのを嫌がるようになった。きっちり2週間で蜜月はあっけなく終わってしまった。ちぇ。

 ま、花子がいつもの花子に戻ったんだから、良しとしよう。