花子さん、おばあさんになる

人間年齢100歳の老いねこ日記

我ら似た者同士なり

 忘れていたけれど、わたしと花子さんは弱点が同じ「首」なのである。子どもの時分のわたしは毎夏、あせもで首が真っ赤になった。あせもの薬は付けると真っ白になり、それが治り出すと真っ黒になり、やっと秋が訪れるのだった。その後も、中学生ではアトピーの先頭を切って歩き、大人になってもしばしば謎の湿疹に見舞われ、今なお慢性じんましんに悩まされている。美容院のタオルで首が真っ赤になり、マイタオルを持参していたこともあった。そんなことをうっかり忘れていた。

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 気づけば、花子さんは首に湿疹ができて、かきむしったり、なめたりして悪化させていたのだった。そう、あの魔法のスプレーを振りかけたりぼん作戦の副作用だ。お気の毒に、「かゆいよ!」と訴えることができずに、隠れてカイカイやっておったのである。ずいぶん前になにかの皮膚炎でもらった軟膏があったと、綿棒で塗ってやるドクターてるこ(母)。ちなみに消費期限は切れているそうであるが。その上からシッカロールをはたき(そんなことしていいのかなあ?)包帯代わりのハンカチをぐるぐる巻き付けて治療完了(らしい)。よくなるといいねえ、花子さんや。

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 そんなわけで、フェロモンりぼん作戦は休止。せっかく治まっていた夜鳴きとの闘いは、大相撲夏場所とともに波乱の幕開けとなるのだろうか。ドキドキ。