花子さんはいっぺんに食べられないので、ちょこちょこ食べる。なので、ちょこちょこねだる。大声で。まるで虐待されているかのごとく鳴いて(泣いて)催促するので、仕方なくやると、吐く。気配を察知したときは、新聞紙(もちろん読売新聞)をパッと広げて難を逃れることができるけれど、間に合わないときは掃除が面倒だ。
さっきまであんなにねだって、美味しそうに食べていたのに、数分後にはゲロ子となっているこのむなしさ。もったいないじゃないのよう。
かく言うわたしも、実はゲロ美。三半規管が弱いので、乗り物酔いしたり、映画の画面(ハンディカメラみたいにブレる映像に弱い)で酔ったり、すぐ気持ちわるくなるのです。ネコは三半規管が発達しているから、理由は違うけれど、似たもの同士仲良くしようじゃあないか、花子さんや。