花子さん、おばあさんになる

人間年齢100歳の老いねこ日記

はじまりはネコの日

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  7月の絶不調のすべてはニャンニャンニャンの猫の日、2月22日に受けた人間ドックから始まっていた。横浜市の特定健診は毎年受けていたけど、それにはレントゲンや胃のバリウム検査は付いてない。胃の調子がわるいときは近所のクリニックで胃カメラの検査をしていた。

 わたしが加入している文芸美術国民健康保険組合では、人間ドックの補助をしてくれている。ベーシックなタイプなら全額負担してくれるという。ラッキー!早速電話。ところが、加入1年未満では受けられなかった。翌年、受けようとしていたのにウッカリ申し込み時期を逃した。で、3年目の今年受けたのである。

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  氷雨降る中、指定の健診センターへ行く。血圧は相変わらず低く、視力がだいぶ落ちていた。胃のバリウム検査へ進む。胃を膨らます発泡剤の錠剤を渡され、コーヒーミルクくらいしかない少量のバリウムで飲むように言われる。

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 こんな大きいの飲めるかな?と不安におもったら、案の定飲み込めず食道でひっかかった。そこでシュワシュワと発砲しだした。ふがふがしているとスタッフの若い女性が「吐き出しますか?」と言う。こんなとこにひっかかってるものをどうやって吐き出すのだ...。すると、レントゲン技師の男性が「どうしたの、なにやってるの」と出てきた。「こちらの方が...」「ああ、いい、いい。もうこっち来て。バリウム飲んで」コップいっぱいのバリウムを飲んだ。でも、なんだか食道にひっかかりを感じる。訴えるヒマもなく、指示されるがまま動く。

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  終わるとすぐに、胸部レントゲンへ行かされた。すべて完了。下剤を渡されて帰る。

 

 2週間程度で、結果が送られて来た。

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 要検査がふたつあって、食道に何かある、縦隔に影があると書いてある。「あれだ、発泡剤!食道にひっかかってたんだ〜」とおもった。友だちも「あそこの人間ドックは基準が厳しめだよ」と言っていたし、まあ気にするほどじゃないな、というか、今それどころじゃない。来月の個展の絵が全然出来てない!今、再検査なんかして食道ガンなんか見つかった日にゃ大変だ。個展が終わったら検査に行こ〜。

 そして、バタバタと個展は終わった。終わったら次は溜った仕事をやっつけなければならなかった。で、近所のクリニックに検査結果を持って行ったのはゴールデンウィーク直前。胸部CT検査は大きな病院へ行かねばならないのでGW明けを予約。28日に胃カメラを飲んだ。

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 麻酔がよく効き2時間くらい寝て起こされる。寝ぼけまなこで先生の話を聞く。「ポリープが2個あったので取っておきました。簡単な手術に相当するので保険に入っていたら対象になりますよ。書類持って来たら書きますからね」「はあ」

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 お会計で一万九千円くらいの金額を言われて呆然。「すみません、そんなにお金持って来てなくて、家に取りに行っていいですか」「霜田さんは検査結果を聞きにまたいらっしゃるから、そのときでもいいですよ」いやはや恥ずかしい。

 2時間も寝たというのに家に帰ってまた爆睡した。

 ゴールデンウィークには左手がけんしょう炎になり、湿布をぐるぐる巻いて過ごした。なんだか体が弱っている気がする。

 

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 そして、GW明けに市民病院でCTを撮った。その結果を持って近所のクリニックへ行く。先生がいつもより真剣に「ああ、これは、大きいな。悪いものじゃないけど、縦隔腫瘍というか、気管支にのう胞があるね。手術したほうがいいかな」「へ?手術」「自覚症状は?」「大きな錠剤とか、たまに食事が飲み込みづらくなってましたけど」「どれどれ、と胃カメラの検査結果をまた見る。ああ、ちょっと押されて細くなってるところあるねえ」「はあ」「呼吸器専門の病院の先生を紹介しよう」「はあ」。なんだか狐につままれた気分でいると、先生が電話をかけて交渉してくれている。それはいいのだが、このクリニックはカーテン一枚隔てたところの中待合室に3、4人入れるから、個人情報ダダ漏れなのだ。

 

 

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   ずいぶん時間がかかったうえに、みなさんにすべての情報がつつぬけなので、出て来たときの視線がなんとも...。紹介状を書いてもらって帰る。

 

 翌週の月曜の朝8時半くらいに病院へ行く。1時間くらい待って呼ばれる。T先生ってどんな先生かな...と入って行くと、

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 嶋田久作に似ていた。感じはわるくない。造影剤入りのCT検査や色々やってみないとはっきりとは言えないけど、内視鏡で出来るでしょう。ただ、色々癒着しているので、動脈から出ている細い血管も引き抜いてしまったら、開胸手術になりますねと言う。「開胸...」おおごとだな。。マイッタなあとおもいながら、手術をすることにした。先生の首にぶら下がってるカードの写真がとても若くて人相が違う。こんなにかわいい顔がずいぶん渋くなっているんだから、まあ大丈夫だろうとおもった。

 そうして約1ヶ月後の、7月2日に入院したのだった。

つづく

 

ヤンさんのこと

 

 2018年も後半がはじまってしまった。今年に入ってから、このブログを更新したのは今日で5回目。3月いっぱいは、個展にあわせてつくった本「横浜のわたし」の文章を書くことにエネルギーを使いすぎてヘトヘト、おばあさん猫はほったらかしでした。しかし、個展にお客さんはたくさん来てくださったし、本は300部完売したので、わたしも花子も報われたような気がしています。有難い。

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 さて今日は、その個展でのエピソードをひとつご披露したいとおもいます。というか自慢したい!何度も聞かされているひとは、この先はスルーしてくださいな。

 

 日曜日の午後、ふらりと入ってきた男のひとがいました。「ポスターを見て入ってきてくれたんですか?」と声をかけると「ア、ニホンゴ、ダメ...」と首を振ります。「あら、観光?」「ハイ、カンコク」「ん?韓国?」観光かどうかはわからないけど、韓国から来たのね。

 「学生さん?」と聞いてみる。「プッ!ヨンジュウサンサイ」とウケている。「43歳?あら、結構いってる。お仕事は?」「シゴト、ナイ」と笑う。「無職?韓国に帰ればあるんでしょ?」とたずねると「ん〜、ナイ、カナ...」「ないの?お仕事なにしてるの?」とズケズケ聞くわたし。「ん〜カントク」と恥ずかしそうに言う。「うん、カンコクだよね、オシゴトは?」もう一度恥ずかしそうに「監督...」と言う。

 驚いた。「え?なんの?」「エイガ」「映画監督?わたしたちが知ってる映画ある?」「ん〜、ドウカナ...」そして小さい声で「イキモデキナイ」と言った。ここで、ピンと来ないわたしの代わりに、HBギャラリースタッフの桑原さんが目を丸くして「観ました、観ました!」とちょっと興奮して言う。「怖いやつ?」「ちょっと怖いです」「その映画、有名?」「日本でもヒットしましたよ!」へえ〜。「すごいね、すごいね」監督はずっとニコニコ恥ずかしそう。「お名前なんて言うの?「ヤン・イクチュン」「じゃあ、ヤンさん芳名帳に名前書いてよ〜」「ナマエ、ニホンゴカケナイ」「いいよいいよ、日本語じゃなくて」というか、カタコトの日本語がカワイイ。

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字までカタコト!ん〜カワイイ!

 ヤンさんが、わたしの自画像を見て笑っている。

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「え?頭?」「ア、カオ、顔ソックリ」あはは。ありがとう。作品をスマホでぱちぱち撮って楽しんでくれている。

「そうだ、ヤンさん、一緒に記念写真撮ってもらってもいい?」「ア、ハイ」

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HBスタッフの桑原さんが後日ポライド風にして送ってくれた。

「霜田さん、監督に無職?って聞いてましたよね 笑」

 

 家に帰ってから「イキモデキナイ」を検索する。

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 ぎゃ〜!観てる、観てる。ずっと前に観て泣いた映画じゃないか!

制作、監督、脚本、編集、主演、全部ヤンさんじゃないか!

スタッフの桑原さんにメールする。「桑原さん、わたしも観てたよ!」

すると桑原さん「ヤンさんのインスタに霜田さんの絵が載ってます!」と画像を送ってくれる。ええ〜!

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早速コメントをいれる。Google翻訳した英語で。

ヤンさんもコメントしてくれる。

next time exhibition mo 楽しみにしてmas!!

きゃ!!!うれしいうれしい。いい1日だ。

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まるで別人。いいひと。

 

 そして、翌日。ギャラリーを少し遅く閉めて駅に向かっていると、コンビニからすっと出て来て早足で歩く人影が。あ!「ヤンさん!!」走って追いかけて声をかける。振り返るとヤンさんが「ア〜!アニハセヨ!」とにっこり笑う。

「ヤンさん、どこ行くの?」「アー、ワタシノデタサクヒンノ、パーティ」「あゝ荒野?」「ア、ハイ!」昨日はあれからヤンさんのことをチェックして、寺山修司原作の映画「あゝ荒野」で菅田将暉とダブル主演して、賞をとってるのを知っていた。「ヤンさん、観るね。あと、『息もできない』前に観てた!感動した!」「アリガトゴザイマス。アナタノ絵スキ」いや〜ん、うれしいうれしい。「ヤンさん、インスタにあげてくれてありがとう!」「フォロワーしゅくないよ」「これからどんどん増えるよ。ヤンさん大活躍してるもん」「ダイカツ?」「ん〜、有名、がんばってる」「イヤイヤ」ああ、なんて謙虚でかわいいのだ。「ヤンさん、握手して!」「ア、ハイ!」

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 個展も無事終わって、DVDで「あゝ荒野」を観た。前編後編合わせて5時間ぐらい。がんばって観た。菅田将暉もがんばっていたが、ヤンさん演じる「バリカン建二」が、すごくいい!これまた別人!いやあ、うまい。泣ける。ヤン・イクチュンはサイコーだ!すっかりファンになる。

 

 

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  この写真は、ヤンさんのインスタを見て来てくださった筋金入りのファンの女性が、「ハチワレ猫を抱いてるヤンさんの写真が、インスタにあったと見せてくれたスマホを撮影したもの。花子さんを抱き上げているみたい♡なんて。

 

 以上、ヤンさんにすっかりメロメロの、長い長いじまんブログでした。

失礼しました〜

 

「つめ切り戦争再び」

 たいへんおまたせしました。「つめ切り戦争再び」です。また始まっています。

過去のブログ

つめ切り戦争 - 花子さん、おばあさんになる

速報!つめ切り戦争終わる - 花子さん、おばあさんになる

 魔法のマスクで終わりを告げたはずの戦争が、なぜ再び起きているのか。それは、この覆面マスクの効果が、まったくなくなってしまったからなのである。効果がないどころか、これを装着すると唸って大暴れしてズレてかみつくのです。なんだかさらに凶暴になっています。マスクが嫌になったのかな?とすっぴんでトライ。

 

         

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 まあ、そうなりますわね。さて、どうしたものか。   f:id:hananeco:20180603230821j:plain

そうだ。前に群ようこさんのエッセイで読んだことがある。群さんちのハチワレ老猫のしいちゃんも、つめ切りを嫌がって困る。熟睡しているときに一本ずつ切っている、と書いておられた。(それでも無理で今は動物病院で切ってもらっているらしいけれど)よし、その作戦で行こう。

 

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しいちゃんのほうが何倍もおとなしい

(矢吹申彦さんの装画かわいい)

 

  そーっと寝ているところに近づく。それで目を開ける場合は断念する。何をしても起きないぐらい熟睡していないといけない。

 

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 まず一本をプチン!

 お、起きない!いいぞいいぞ、

 もう一本プチン!

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あ、起きちゃった...

退散退散。

翌日も、トライ。

一本プチン!

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あ、今日は一本で断念。。

ということを繰り返して、なんとかつめ切り戦争を回避している。

しかし、親指だけはやらせない。巻き爪になっているからだろう。

コマッタなあ。この闘いが完全に終わる日は来るのだろうか。

 

 

 

花子は生きているのか?

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 もちろん、生きております。ついでにわたしも生きております。

「いつまでこたつの絵のままでほったらかしておくのだ!」とクレームが入って来ましたので、更新することにしました。個展のお知らせをすると書いたまま、お知らせもせずに個展が始まり、慌ただしく終わり、終わったら仕事がたまっていて、さらにGWの前にやらなくちゃ!という雑事をやって、胃カメラ飲んだらポリープをふたつ取られて、お金は足りず眠気は覚めず。そして、気づいたら5月です。

 ああ、こうやってまた目の前のことだけ片付けて、今年も終わるのでしょう。

って、気が早い?いや、もう予想できます。毎年のことですもの。

 と、ひとまず、今日のところはこの辺で失礼します。

次回は「爪切り戦争再び」というお題で更新します。お楽しみに!

 

 

こたつと猫

 すっかりご無沙汰しております。寒いですねえ。インフルエンザになっていませんか?わたしは、インフルエンザになったことがないので、たぶんこの先も大丈夫だと自信をもっております。

 うちの花子さんの老化現象も横ばいで、本日みなさまにお伝えすることは特にないのですが、あまりに更新しないと忘れられてしまうぞと焦って、今、パソコンの前にいます。

 そんなわけで、この季節にぴったりな絵を載せてみます。

 

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 この絵には元ネタがあります。引用?ってやつです。

 鈴木春信「水仙花」です。

 

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パクリかよ〜!

違います。すっごい適当な本歌取りです。

 「水仙花」を「アネモネ」に変えましたがアネモネは晩春の季語なので、季節がズレちゃいます。ので、このこたつは「春炬燵」ということでおねがいします。

 

春...できるだけゆっくり来てほしい。春の個展の準備が進んでないのです。。

もう少し近くなったら、個展のお知らせしますね。よろしくお願いしまーす。

 

という訳で、

花子さんもわたしも元気は元気ですので、ご心配なきよう。

 

 

 

  

 

いぬ年のねこ派

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 すっかりご無沙汰してしまいました。もう1月8日ですが、あけましておめでとうございます。今年も細々とつづけてまいりますので、お付き合いのほど、どうぞよろしくおねがいいたします。

 

 今年は雨の成人の日。気の毒だけれど、まあ仕方ないですね天候は。

   ねこの場合、二十歳はねこ年齢の1歳半だそうで、おもえばあの頃の花子さんはやんちゃでお手上げな事件ばかりでした。一方、飼い主のわたしの二十歳は可愛げなく、日々自分に対する不満ばかりでした。人間もねこもなかなか大人にはなりきれないものですね。


 年越しは、恒例の「友だちの実家で酒盛りしながら紅白をみる集い」でしたが、今回から仲間が加わりました。柄の配分が花子さんと似ている「小梅さん」です。

 

 

 

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 はじめはビビってオシッコを漏らしてたのに、そのあとはわたしの顔中をなめまくることに熱心で、激しいチューの嵐にうれしい悲鳴。テレビも見てられない。ワンコってこんな積極的だったっけ?と、すっかりねこ派になっていたわたしは驚く。た、体力がもたん!すっかり老いねこのエネルギーに慣れていたのね。

 家に帰ってひと眠り。ゆるゆると2018年が始まった。だいぶ平べったくなったからだで寝そべる花子さん。相変わらず、わたしを見ても知らんぷり。まあ、それで良し。下り坂をゆっくりのんびり歩いてちょうだいな。

 

 

 

モーゼスおばあちゃん

 

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 「人生100年時代」に突入しているらしい。げんなりする。長生きすることが怖い。若いころに「そんなに長生きしたくないなあ、60歳くらいでいいかな」なんて言っていたわたしは甘い。そんなのすぐやってきてしまう。なんの準備も出来ていないのに。

 アメリカで愛されたおばあちゃん画家、グランマ・モーゼスは75歳から筆をとり101歳で天国へ行くまでに1600点もの絵を描いた。絵を描くまでは農家で働きづめ、5人のこどもを育てあげ、70歳で旦那さんを見送り、リュウマチで動かない手のリハビリをかねて絵を描き始めたのだ。すごいすごい。 

 

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 美術学校で基礎をきちんと学んだことのないわたしが今、イラストレーターになって仕事をしている。仕事をこなしているうちに、やっとプロ意識のようなものが生まれたけれど、はじめのころは「わたしが名乗っていいのかな」と腰が引けていた。

 絵を描くようになったころに、グランマ・モーゼスの画集を見つけて買った。もともと素朴派の絵が好きで、いわゆるフォークアートはわたしの居場所のような気がしていた。その頃のクロッキー帳にはモーゼスおばあちゃんを模写した絵がけっこうある。わたしの場合は模写が一番の学習法だった。でも、そのモーゼスおばあちゃんも「模写で学習」のひとだった。

 

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はじめての個展に出品された絵。このとぼけた顔の天使の絵には元ネタがある。

 

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 絵の上手いひとが模写したら、上のような絵にはならないとおもうけれど、わたしにはよくわかる。すごくよく見て描いてもこうなるのだ。

 

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  これを見たときにはうれしかった。わたしも同じようなことをしていて、それを隠していたから、これでもいいんだ!と安心した。

 

 

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 わたしは刺しゅうでも絵を描くのだけれど、モーゼスおばあちゃんも絵を描くまえには刺しゅうで絵をつくっていたらしい。

 

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 もしも寿命が100歳くらいまであるとしたら、モーゼスおばあちゃんを見習ってみようかな。かすかなわたしの希望のたね。長生きが怖くないための。