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花子さん、おばあさんになる

人間年齢84歳の老いねこ日記

花子のつぶやき

 あたしの名前は花子。まったくダサい名前つけてくれたもんだよ。我慢してるけど。最近じゃ、ばあさんになった、ばあさんになったって、同居の人間どもが言うんだけど、ホント頭くるよ。夜中に徘徊してるとか、遠吠えがうるさいとか、勝手なことをブログでチクってるらしいじゃん。写真までこっそり載せて。鬱陶しいから無視してるけどさ。

 だいたい、今まであんたらの生活に合わせて寝起きしてただけなんだからね、もう好きにさせてもらうよ。それにさ、なんの断りもなくマンガのキャラクターにして、新聞社から毎月お金もらってるじゃん、あれ、この5月で丸5年だってね。250回もよく続いてるよ。あたしにはなんの還元もないけどね。

 さらにこのブログを始めて、お金儲けできないかなって企んでるみたいだけど、はあ〜図々しいねえ。

 で、今日は書くネタがないから、代わりになんか更新してくれだって?ふざんけな。今夜も遠吠えしまっくてやるから、覚悟しな。

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    ⇧花子さん近影

将来の『おばあさん』のモデル

 「夏場所」という響きがぴったりの暑い暑い日曜日でありました。

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(↑ 強い日差しに照らされる花と花子さん)

 

 大相撲夏場所は日馬富士が安定して強いですねえ。毛むくじゃら高安もがんばってます。遠藤も一生懸命。稀勢の里にはハラハラさせられるけど、なんとか持ちこたえてますね。うちの花子さんも、そんな稀勢の里のように、なんとか持ちこたえてます。いや、そうでもないかなあ。

 

 その後の花子さんの報告をすると、湿疹は治りました。が、リボン作戦は止めて、ハンカチの結び目から先だけにフェロモンスプレーを振りかけて、首に巻き付けてます(写真下)。その効果は…微妙かなあ。やっぱり、フェロモン摂取量が少ないみたい。寝たなとおもったら起きてきて、夜中に遠吠え。まだわたしが起きている時間なので、タオルハンカチにシュッ!とスプレーして、誘拐犯のごとく5秒くらい嗅がせる。すると、目をシバシバさせて寝床へ向かう。手間だけど、まあ我慢出来る。

  参るのは朝5時に起床し鳴き回ることだな。老いねこの早起きは、少しのフェロモンでは止められない。

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( ↑ ハンカチーフ作戦に変更中) 

  巻ものの柄ひとつで、おばあさん度がアップするのは、ねこも人間も同様のようで、わたしも渋い柄ものを首に巻くと、年齢がグッとアップする(年相応とも言うが)。

 

 仲間うちで「ババジム」と呼んでいるスポーツジム「カーブス」。通い出して2年くらいになる。わたしの行く時間帯は、かなり年齢層が高い。人の良さそうな80歳前後のおばあさま方もいらっしゃれば、姑になったら気苦労しそうな意地悪っぽいおばさまもいる。老年も中高年も多種多様。はて、自分の将来の姿のモデルはいるかな?と運動しながら観察をする。さっぱりとしたウエアで淡々と運動している好感度高めのおばさまなど見つけると、「ああ、この路線で行きたいわ〜」と思う。性格も柔和そう。「大丈夫。きっと わたしはこのタイプ」などと図々しく妄想するのだけど、実のところ、わたしの芯は「いじわるばあさん」で出来ていることを忘れてはならない。

 

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(↑「おそ咲きの花子さん」P13より)

 

 「かわいいおばあちゃんになりたい」なんて、10代、20代の小娘は言うけれど(わたしも言っていた)、年を経るごとに「いじわるなおばあさん」がいいよなと思っている。なんと言っても、ひと付き合いに無理がないのがいい。それに、いじわる故の大恥、大汗、落胆のいじわるばあさんは、一転「かわいいおばあさん」になる。「いじわる」と「かわいい」が混りあう「中辛」くらいがいい塩梅だではないだろうか。

 

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(↑ いじわるばあさんへの手引書)

 

 そしてついでを言うと、わたしの「まんが」もその路線に向かいたいと、密かにおもっているのだった。ただ、まだお人好しの仮面をはずせないため「やや甘口」のまんがとなっております。なんだかんだと、羞恥心を捨てることが出来ないのでございますねえ。

 

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 以上、「いじわる」と「おばあさん」について思うことをダラダラと、書き連ねてみました。

 結論としては、「いじわるばあさん」には、特に目指さなくてもなれるだろう。気づけばいつしか自然と「いじわるあばさん」になっていることが予想される。それで良し、と。

 

おわり

 

 

我ら似た者同士なり

 忘れていたけれど、わたしと花子さんは弱点が同じ「首」なのである。子どもの時分のわたしは毎夏、あせもで首が真っ赤になった。あせもの薬は付けると真っ白になり、それが治り出すと真っ黒になり、やっと秋が訪れるのだった。その後も、中学生ではアトピーの先頭を切って歩き、大人になってもしばしば謎の湿疹に見舞われ、今なお慢性じんましんに悩まされている。美容院のタオルで首が真っ赤になり、マイタオルを持参していたこともあった。そんなことをうっかり忘れていた。

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 気づけば、花子さんは首に湿疹ができて、かきむしったり、なめたりして悪化させていたのだった。そう、あの魔法のスプレーを振りかけたりぼん作戦の副作用だ。お気の毒に、「かゆいよ!」と訴えることができずに、隠れてカイカイやっておったのである。ずいぶん前になにかの皮膚炎でもらった軟膏があったと、綿棒で塗ってやるドクターてるこ(母)。ちなみに消費期限は切れているそうであるが。その上からシッカロールをはたき(そんなことしていいのかなあ?)包帯代わりのハンカチをぐるぐる巻き付けて治療完了(らしい)。よくなるといいねえ、花子さんや。

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 そんなわけで、フェロモンりぼん作戦は休止。せっかく治まっていた夜鳴きとの闘いは、大相撲夏場所とともに波乱の幕開けとなるのだろうか。ドキドキ。

 

花子さんの黄金週間

 黄金週間が終わりました。よいお天気でしたねえ。わたしはなんだか妙に歩きましたよ。散歩しまくり。3日連続で16000歩、19900歩、14000歩。途中でノラ猫の写真撮ったりして。そういえば、ポケモンGOやってるひとってもういないのかな。

 

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 せっかく始めた老いねこブログだけれど、今週はこれといって書くことがございません。でも、忘れられないように更新するのです。

 この頃の花子さんは夜が明けるころ起きてしまうけれど、おばあさん猫だから仕方ない。人間のおじいさんと共に、用事もないのに早起きだ。(早起きすぎる)

 

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 その他に報告する事件もない。平和でなによりだけど。しいて報告することがあるとすれば今日、定期健診に連れて行ったら、2時間以上待たされたストレスもあって先生にシャーーッ!!!!シャーーーーッ!!さらに、採血のため奥に連れていかれてンギャーーーッ!!!病院に絶叫響き渡る。申し訳なさでわたくし小さくなってました。

 

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以上、花子さんの(わたしの?)黄金週間 お・わ・り。

 

 

ねこ俳句 その2

 

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 (前回からのつづき)

 春に俳句入門したわたしは、初夏にはやっこら俳句らしきものがつくれるようになってきた、ような感じだった。そんな折、堀本先生と又吉直樹さんとの共著「芸人と俳人」が出版され、下北沢B&Bで出版記念イベントが行われた。公開句会である。俳句教室の面々とウキウキ出かけた。投句は事前にメール送信してあった。席についてプリントを見ながらみなさんの句を選句する。やがて拍手の中、堀本さんと又吉さんが登場。「わ〜、又吉だ〜、こんな近くで…」と気分高揚。ご両人がよいと思った句を選句して披露していき、堀本さんがわたしの句を佳作のひとつに選んだ。(もちろん無記名ですよ)

 

        手づくりのちいさな虹をまたぐ猫

 

 きゃー。先生が選んでくれたのはもちろんうれしいけれど、「この句はどうですか?」と振られた又吉さんが「ぼくもこの句、ええとおもいました。めっちゃかわいいです。なんか、CMっぽい爽やかさがありますね。俳句にはないような」と言ってくれたのが、とてもうれしかった。うれしすぎて「どなたの句ですか?」と聞かれて、挙手しながら身もだえたくらい。(後ろの席にいた友人が、うしろ姿だけでデレデレなのがわかったそうである)舞い上がったわたしは、早速その場で「火花」を買いもとめ、サインの列に並んだ。又吉さんが、芥川賞を受賞する二日前の出来事でした。(自慢その1)

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  その「芸人と俳人」の出版をきっかけに「夜の秘密結社」というメルマガが配信され、おふたりが選者となる投句コーナーがあった。又吉さん主宰の「笑う575」は笑える一句を募集。あるときのお題は「缶」だった。季語はあってもなくてもよいとのこと。いくつか考えて投句する。すると、佳作に選ばれてしまいました。きゃー。(自慢その2)

 

        桃缶のぱかんの音に猫走る

 

  またもや、ねこの俳句でございます。又吉さんの選評は『桃缶のぱかんという音が鮮やかです。猫の動きがかわいいです』だった。「かわいい、って」「かわいい、って」と、ひとりパソコンの前で身をよじる。なんだかね、自分のことを言われたみたいに錯覚してしまうのですよ。

 でも実は、わたしが「佳作」で浮かれていたどちらのときも、「特選」は同じ俳句教室の仲間だったので、山はまだまだ高いのですが、初心者は浮かれてしまうのですねえ。小さな自慢、お許しくださいませ。

  

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  ところで、ねこ俳句といえば、尊敬するイラストレーターの大先輩、南伸坊さんのこの二冊です。ねこの俳句と言っても、こちらはねこが俳句を詠む「ねこはい」です。しんぼうさんがねこになりきっておられるのです。なんともかわいらしいねこたちは、のどか、のんき、のほほんと俳句を詠み、遊び、眠り、もの思うのであります。クスリと笑わせられる俳句ですよ。

 

花子さん的ねこ俳句↓

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 ということで、花子さんの近況はお休みして寄りみちしてしまいました。花子は黄金週間も元気に居眠りしております。フェロモンスプレーもちゃんと効いてます。

 

 

速報!つめ切り戦争終わる

 つめ切り補助具(猫専用丸穴付きマスク)『もふもふマスク』をついに購入!寝ていた花子を起こしてすばやく装着。ううう〜とずっと唸っていたけれど、泣き叫ぶことも噛みつくことも出来ず(ま、口が開けないんですけどね)、つめ切りは無事成功!これをもって、わたしと花子のつめ切り戦争は終わりを告げることとなりました。めでたし、めでたし。アメリカと北朝鮮も平和におねがいしますよー。

 

装着前↓(寝てる)

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装着後↓(ビビってベロが丸まる)

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 作戦は成功したけれど、やっぱりこの姿は痛々しいなあ。

 

 

 

ねこ俳句 その1

 

 『俳句、短歌、川柳とともに味わう猫の国語辞典』なるものを買いました。ねこが詠まれた句などを2400も集めた辞典。パラパラめくると、大昔から皆さん結構ねこにやられてます。わたしがねこの俳句をつくってしまうのも仕方ないことだな。

そんなわたくしの最近のねこ俳句はこちら↓

 

 春の闇ねこに耳打ちするをんな

 

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 俳句はムズカシイ。俳句年齢にはまだ早い。そうおもって敬遠していたわたしが突然、俳句入門したのは2015年の春。横浜のBUKATSUDOなるおしゃれなシェアスペースで俳句の教室がはじまると、インターネットの記事で目にしたのだ。お試し体験があったので出かける。講師の俳人は堀本裕樹さん。配られたプリントに「上の句」が空欄になった俳句があった。おもいついた季語を入れて、句を完成させるあそびらしい。どれどれと入れてみたらおもしろい句になった。「毒りんごぶつけてみたき男かな」堀本さんが笑って「すごいですね、毒りんご。これは?」とたずねる。「食べたら殺してしまうけれど、ぶつけるだけなら殺さずに済むとおもって」と答えた。毒がついてもりんごなら季語になるとおもっていたアホです。

  俳句にはすこし縁があって、俳句に絵をつける仕事をいくつかやらせてもらったことがある。けれど、句と絵の距離をつかむのにずいぶん苦労した。イラストレーター有志の勉強会で句会をやったこともあったけれど、どう鑑賞していいのかさっぱりわからなかった。俳句のセンスなし…。そんなわたしだけれど、この堀本裕樹さんという若くて爽やかな先生の「俳句のいろは教室」なら、一から始められそうだとおもった。(あ、先生目当てじゃないですよー)今年は何か始めたいなと思っていたときに、新聞で103歳の俳人、金原まさ子さんの記事を読んだのも後押しになったのかもしれない。いざ、俳句の世界へ。

 

2015年1月19日の読売新聞 ↓

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 まさ子さんは49歳で俳句を始めて103歳で「現代俳句協会賞特別賞」を受賞された。すばらしい。受賞もすばらしいけれど、のめりこめるものを見つけ、それを長く続けていることがすばらしい。つくられる俳句の独特な世界は年齢など遥かに超えており、エッセイもゆかいですばらしい。103歳(現在は105歳?)までお元気なのも大変すばらしい。

 二年前のわたしは「うっかり長生きしちゃったらどうしよう。何をしよう」と、長生きを恐怖に思っている47歳で、何か趣味があると楽かなあとぼんやり物思いに耽っておりました。なるべくなら、人と付き合いがあって出かけたりするものがいいな、と。

 ま、そんなこんなで俳句をはじめてみたわけです。寿命のことはわからないけれど、まさ子さんを目標にしてみてもいいかもしれない。ゆかいに生きられそうだもの。

 

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つづく

 

※花子さんのことを全然書いてない俳句ブログになってしまいました。花子ファン(?)の方すみません。もう少し続きまーす。