花子さん、おばあさんになる

人間年齢84歳の老いねこ日記

「おばあさん」

 金曜日から表参道のOPAギャラリーではじまった企画展に参加しています。「お」のつく言葉をテーマに25人のイラストレーターが「まじめ作品」と「あそび作品」を描いたり作ったりする展覧会でして、わたしの場合どちらもあそび的なものです。テーマは「おばあさん」にしました。(デザイナーのOさんが「あそび作品」をお買い上げくださいました。勢いで買ってしまって後悔してないかしら?)

日の出計画.

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あそび作品「おばあさん人形」

 

 

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まじめ作品「おばあさんの絵」

 

 先に見せちゃうと、ギャラリーに足を運んでもらえなくなってしまうかもしれないけれど、まだ25人分の作品があります。それぞれにおもしろいことやっていて楽しいです。台風一過の町散歩のついでに是非のぞいてみてください。

 

  で、なぜ、わたしは「おばあさん」をテーマにしたのか?

 テーマの締め切り日に「お」のつくものが思い浮かばず、このブログの文章を考えたりして、あら「おばあさん」があるわと気づいた、というだけです。ふふふ。

 すると、その数ヶ月後、文庫本の絵の依頼が来ました。昨今復刊ブームの獅子文六の小説。タイトルはスバリ「おばあさん」。なんだかわたしのところに「おばあさん」の波が来ているみたい、なんて思ったりして。

 

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 獅子文六著「おばあさん」

 

 

 さて、この企画展が終わると次の企画展がまた始まります。

西荻窪のウレシカにて「ペットショップへ行く前に展 2017」

【URESICA】ウレシカ(SHOP & GALLERY)展覧会情報・地図・

 今、必死にネコの絵を描いてます!

 

 そして、来月あたまにもネコの絵を描いて参加します。

銀座のASAGI ARTS

https://www.asagi-arts.com/pag

 

よろしくお願いします〜

 

お手上げだニャー

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 日曜日の夜は静かだ。何もない日も働いた日も遊んで帰る日も、それを感じる。みんなどこへ行ってしまったのか、歩いているひとが少ない。家族団らんなのか、明日の仕事の準備なのか、わたしの知らない暮らしがあるのだろう。思えば、サービス業の多かったわたしは日曜日もよく働いた。みなとみらいの高層ビルに通っていた頃は、賑わう観光客に混じって「動く歩道」の右側を足早にずんずん歩いて仕事に向かった。夜、仕事が終わりタイムカードを押して外に出ると、昼間いた元気なひとたちはすっかり消えていて、代わりに遊び疲れたり働き疲れたりした人たちが、だるそうに重い足取りで漂っており、その流れにわたしも合流していくのであった。そんな中、道をたずねられたり、頼まれてカメラのシャッターを押したりすることが度々あったけれど、ほとんどはアジアのひとで、お互いカタコトの英単語とスマイルで会話したものだ。そんなことを懐かしく思い出しながら、静かな日曜日の町を帰ってきた。

 

 などと、遠い昔の景色に浸っている理由はズバリ、書くことが…ない、のである。

 

 今日やるべきことを、メモ帳に書き出したら7つあったのだけれど、上から2つだけを赤線でひっぱってある状態で、う〜む計算どおりに進んでないなあ〜とカレンダーを見たら、しまった!今日は句会の日だった…と気づいたりして。かと言って仕事が忙しいというのではなくて、やるべきことが進まないという、なんともむなしい状況におります。ということで「お手上げだニャー万歳ネコ」の絵が今の気分、です。 

 

 ところで、花子さんは元気なのか?元気といえば元気ですよ。毎朝、クスリをたくさん飲んでます。わたしも飲ませ方がけっこう上達しました。

 

 

 

 

押し入れベッド

 

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 毎回、さて何を書こうか…と頭を悩ませております。だったら、更新しなくてもいいんじゃないのと思いながらも、なんとなく筋トレ気分で続けてます。

 

 

 

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とりあえず、ゼブラのマッキーや100均のツインマーカーを手に取ってみましょか。

 

 

 

 

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 おねがいドラえもん。ポケットからおもしろいネタをひとつ…

 

 

 

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 ドラえもんの寝床が押し入れってサイコーだよね。昭和生まれは一度はやったことあるんじゃないかな。わたしもこどもの頃に、ベッドが欲しすぎて、押し入れベッドで寝たことあるけれど、すごくうれしいのに、寝心地が全然快適じゃなくて、一度で満足したっけな。最近はこの押し入れベッドのおしゃれ版みたいなドミトリーが流行っていて、わたしも泊まったことあるけれど、やっぱりそんなに快適ではなかったかなあ。

 

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 平成の今、ネコの寝床は押し入れからクローゼットに。花子さんの場合はベッドに対する憧れというより、籠ってゆっくり寝たいという理由で、クローゼットで寝ているとおもうのだけど、服に毛がいっぱいつくので困りものです。

 

 

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 でもねえ、ぐうぐう気持ち良さそうだからねえ。仕方ないね。集中して睡眠。

 

 

 そうそう、押し入れといえば、こんなことがあった。

 小学生のわたしが、学校から帰ってひとりおやつを食べていると、押し入れがガタガタとはげしく揺れた。あまりの恐怖に固まっていると、ネコの鳴き声。「え?みいこなの?」と開けようするけれど、ずり落ちた布団が邪魔して開けられない。思い切って襖をはずしたらびっくり!みいこが鬼の形相で飛び出してきて、外へ出せと鳴き叫び窓から走って出て行った。

 

 

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 どうやら、母が布団をあげているときにもぐり込み、そのまま半日閉じ込められていたらしかった。相当暴れたようで、布団に粗相もしていた記憶。

 

 

 

     

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 ということで、押し入れの思い出話をして今日は終わります。また来週〜

 

おわり

 

 

 

 

 

ミーコのこと

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 声に出すとミーコだけど、小学生のわたしは作文では「みいこ」と書いている。今も心の中のミーコはやっぱり「みいこ」だ。ひとりっこで鍵っ子のわたしをなぐさめてくれたやさしいおばあさん猫。みいことの思い出が、わたしをハチワレ猫に執着させ、ついには花子という同じ柄の猫と暮らすことになったのだけど、性格は月とスッポン、みいこは実によく出来た猫であった。

 

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 と、思ったら、あら、なんだか人(猫)相がわるい。ははは。鼻のてっぺん黒かったのか。二枚しか残っていない写真のうち、一枚はピンぼけだから、これだけがちゃんと姿がわかる写真。久しぶりに見たけれど、頭の中ではもう少しかわいらしく補正されていたのね。

 実は、みいこは飼い猫ではなかった。小学校を卒業するまで住んでいた借家に、ちょくちょく顔を出していた老いねこで、よその家では違う名前で呼ばれていた。うちのエサが気に入ったのかよく来ていたのだ。 

 学校から帰って玄関の鍵を開けていると、どこからか走ってきてわたしの足にまとわりつき、冬はこたつに入って一緒に母の帰りを待った。夜は一緒に布団に入り、わたしが寝つくとそっと出て行った。近所の悪ガキに耳をひっぱられても、されるがままで大人しい穏やかなおばあさん猫だった。花子もそうなるかと期待したけれど、どうやら花子は花子のままで行くようだ。

 

 

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 ↑これは、お友だちのOさんが「花子さんにソックリだから」とお土産にくれたトランプ。本当だソックリ。ソックリさんは、あちこちにいるのだ。いるのだけれど、みいこと花子がまるで違うように、どの猫も違っていて、どの猫にもクセがある。そのクセが色々で猫はおもしろい。おばあさんのバリエーションも様々です。

 

 

 

薄れゆくもの

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 まだおばあさんではないけれど、わたしもそれなりに歳を重ねてきた。最近感じることは、こだわりがずいぶんなくなってきた、ということである。「これでなければ嫌だ」と思っていたことが、「まあ、それでもいいか」という気持ちの変化。ああ、わたしも老境に一歩近づいたかとおもわせる変化である。老いて薄れてゆくもの、執着心や記憶や恥じらい。これらは、のんきに生活していくために段々と薄れていくのかもしれないが、恥じらいがなくなるというはたいへん怖い。

 そんなことをなぜ思ったかというと、本妻花子さんと、愛人トラ子さん、この二匹が時同じくして、脱ぷんに対しての羞恥心をなくしているのを目撃したからである。

 ちょっと前までの花子さんは、脱ぷんする折には、トイレの砂をかき分けかき分け場所をつくり、後には懸命に砂をかけて隠そうとしていた。ところが、この頃では何のアクションもせずにシレッと済ませ、すぐに出てくる。恥じらいは一切ない。お尻の穴チェックもしない。用を足したことをすでに忘れてしまったかのようである。

 一方、トラ子さん。こちらは、いつも駆け寄ってきてあとを付いて来るのだけど、振り返ったら微動だにせずにわたしをにらみつけている。どうしたのかと、見ていると道の真ん中でいきなりの脱ぷん。「え?今?ここで?」済ませた自分のブツを見ることもなく、わたしに駆け寄ってくる。「ちょっと、ちょっと」と、わたしがそばにある草を引き抜き隠す有様。

 ああ、なんとしても羞恥心だけは最後まで薄れないでほしいものである。

 

 

新薬実験中

 この写真はいつのだろう。今よりどことなく若く見えるから、3、4年前かしら。病院へ行くのが嫌でキャリーバッグの中で「出せ〜出せ〜」と暴れて、鼻のあたまをを負傷したのである。この一件で、キャリーバッグをやわらかい旅行鞄タイプのものに買い替えて、今はそれで2ヶ月に1回動物病院に通っている。先日、リュックタイプのキャリーバックで小型犬をバイクで連れてきたひとを見た。びっくり。ペット商品業界は色々アイデアを練って、作って、売っているのね。

 

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 夏の暑さのせいなのか慢性腎不全がわるくなったのか、ゲロ子になってばかりなので、前倒しで病院へ連れて行った。あんまり良くない数値なので、注射も薦められたけれど、週に2回以上通うのは時間的にも金銭的にもかなり負担である。(毎月3〜4万円はかかってしまう)そこで、今年の春に発売になったあたらしい薬ラプロスで様子を見ることにした。腎機能の低下を抑制するお薬である。一錠120円を朝晩。計算すると一ヶ月あたり7200円。それプラス他の薬、血液検査などで1ヶ月1万円以上はかかるかな。いやもっとか。人間もネコも歳をとると、病院代がかかるのだなあ。保険に入っておけばよかったけど、ねえ。こんなに長生きするなんておもってなかったのだよ、花子さん。

 

 

 

命名のセンス

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 上野のパンダの赤ちゃんのなまえを、わたしも考えてみようかとおもう。おもうのだけど、なにせ命名のセンスがない。わが愛猫の名前からしてそれは顕著である。けれど、かわいい白黒のいきものの名前をつけられるせっかくのチャンスである。チャレンジしない手はない。宝くじは買わなければ当たることはないし、公募は出さねば選ばれることはぜったいないのだ。

 ジャイアントパンダ。メス。カタカナ。

なにがいいかな。

 ミンミン。プリリン。ポポ。トンチー。ペペ。ツンツン。パーコ。

ん、パーコ?それは、わたしの中学時代のあだ名ではないか。あだ名がパー子だなんて、相当バカだったか、林家パー子に似ていたか。いずれにせよ命名のセンスがない。誰がつけたのか。それは、わたしである。自分で自分のあだ名をつけるとはどんな事情、心情だったのか。消えかけの思い出をたぐると、わたしはバカではなかった。むしろその逆で、勉強の出来る優等生だった。人見知りの転入生としては、セルフイメージをなんとか親しみやすいものにしたかったのだろう。天然パーマのパー子って呼んでね〜なんて、提案したのだった。呼ぶ方はためらっていた。わたしがバカではないことが徐々に知れると、さらにためらう友人たち。中学生のわたしってアホだなあ。そんなことまでして、自分のマジメを隠そうとしちゃって。隠さなくてもわたしは不マジメで、高校に入ると勉強もどんどん出来なくなっていくのだ。中学時代の命名が良くなかったのかもしれない。

  さて、パンダの名前どうしよう。モンモンはどうかしら。悶々。